Tier 7 日本 中戦車
スペック
車体
HP | 1,150 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 75/35/35 |
最高速度(km/h) | 42 |
重量(初期/最終)(t) | 35,16/42,3 |
本体価格(シルバー) | 1,440,000 |
修理費(シルバー) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | Mitsubishi AL Type 4 Kakyuu V-12 | 7.5 cm Tank Gun Type 5 | Type 5 Chi-Ri Plan 1 | Type 5 Chi-Ri Plan 1 | 1,150 | Hei | |
500 | 34 | 75/50/50 | 400 | ||||
14.17 | 1.1/1.2/2.4 | 39 | 360 | ||||
7.5 cm Tank Gun Type 5 Model I開発時 | Mitsubishi AL Type 4 Kakyuu V-12 | 7.5 cm Tank Gun Type 5 Model I | Type 5 Chi-Ri Plan 1 | Type 5 Chi-Ri Plan 1 | 1,150 | Type 96 Mk. 4 Bo | |
500 | 34 | 75/50/50 | 425 | ||||
14.09 | 1.1/1.2/2.4 | 39 | 360 | ||||
7.5 cm Autoloading Tank Gun Type 5開発時 | Kawasaki Type 98 V-12 | 7.5 cm Autoloading Tank Gun Type 5 | Type 5 Chi-Ri Plan 2 | Type 5 Chi-Ri Plan 2 | 1,250 | Type 3 Ko | |
550 | 38 | 75/50/50 | 750 | ||||
13.02 | 1.0/1.1/2.2 | 39 | 380 |
※青字:オートローダー砲
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 連射[間隔] 弾倉[交換時間] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
7.5 cm Tank Gun Type 5 | AP AP HE | 82 7G 60 | 124 155 38 | 125 125 175 | 15.38 | 1,922 | 2.0 | 0.35 3.24 1.37 | 97 | +20 -10 | |
7.5 cm Tank Gun Type 5 Model I | AP AP HE | 140 8G 68 | 155 186 38 | 130 130 175 | 16.22 | 2,109 | 2.0 | 0.35 3.24 1.37 | 97 | +20 -10 | |
17.14 | 2,228 | 1.60 | 0.35 2.84 1.06 | 105 | +20 -10 | ||||||
7.5 cm Autoloading Tank Gun Type 5 | AP AP HE | 140 8G 68 | 155 186 38 | 130 130 175 | 15 連射[1.00] 弾倉[10.00] | 1,950 | 1.60 | 0.34 2.84 1.59 | 105 [3×35] | +20 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
ImperialSteelで追加されたTier7日本中戦車。
帝国陸軍が大戦末期に開発した試作車両である。
次のSTA-1以降は、陸上自衛隊の戦車(特車?)となる。
なお、本車は中戦車であるが、重戦車としてマッチングされる。 - 火力
他の日本中戦車の例に洩れず、俯角が10°と広いので、どの砲も地形に対する適応力が高い。- 7.5 cm Tank Gun Type 5
初期砲。
Tire5相当の性能であり、使用に耐えない。
早急に次の砲を開発したい所。 - 7.5 cm Tank Gun Type 5 Model I
チトの最終砲で、本車の中間砲。
手数でダメージを稼ぐDPM型の戦車砲であり、改良砲塔と併用すればチトの砲よりも精度・装填速度が向上する。
DPM・機動性の向上により、DPM型としての本領を発揮できる機会が増している。
ただし、Tierが上がった事で火力は微妙に物足りなく、貫通力に至っては不足気味となってしまっている。
遠距離狙撃や正面からの攻撃では通用しない相手が増えてくる為、チトとは異なる運用を求められる事も多い。
初期砲塔ではチトと変わらないが、改良砲塔にする事で装填速度と照準時間が強化される。そのかわり、砲塔の重量によって機動性は大幅に低下する。 - 7.5 cm Autoloading Tank Gun Type 5
本車専用の最終砲。
7.5 cm Tank Gun Type 5 Model Iの持つTier6相当の貫通力と威力を据え置いたまま、1セット3発の自動装填装置を搭載した物となっている。
1セットあたり3発と少ないが、発射間隔が1秒と非常に短いので高速3連射が可能。
3発貫通時の威力は同格重戦車ISの122 mm D-25Tに匹敵し、Tier9・10中戦車の単発砲と同等の瞬間火力だ。
弾倉交換時間が他国の自動装填砲に比べてかなり速い。
その為、気軽に手動リロードしていく事ができるのも本車ならではの特徴である。
一度の射撃チャンスで複数回のモジュール破壊判定を得られるので、射撃の名手スキルの恩恵を受けやすい。- この砲の欠点'
チトから貫通力が据え置き*1な為に、同格格上の重装甲車両を正面から相手取るのはほぼ無理。
他国のTier7中戦車のように側背面への回り込みで貫通力を補おうにも、ペラペラの巨体と低い隠蔽率、もっさりとした機動力が足を引っ張ってしまう。
また、弱点狙いの精密射撃をしようとすると、約1.7秒の照準時間が発射間隔1秒の連射性能を殺してしまい、そもそも一般的な弱点を狙っても弾かれてしまう事が少なくない。
弾倉攻撃力も他国の自動装填砲に比べて大幅に劣っているので、オートローダー最大の利点である瞬間火力によるここぞというタイミングでのゴリ押しも狙いにくい。
一方的に3発撃ち込める位置取りをしつつ、貫通を見込める相手であれば非常に強力な砲だ。
しかし、まるで歯が立たない敵も多く、その実力を発揮しづらく、本車のスペックの低さも相俟って常に繊細な扱いが要求される。
地味に課金弾が高額なのが辛い。
1発あたり8G=3200クレジットと聞けば大した事なさそうだが、3発で1セットなので実際は24G=9600クレジットである。
この1セットと同等の威力を持つISの122 mm D-25Tの課金弾が12G=4800クレジットである事を考えると、本車の課金弾はかなり割高だ。
スタ垢では課金弾をたった1~2セット使用しただけで赤字確定で、フル金などしようものならプレミアムアカウントでも数万の赤字になってしまう。
- この砲の欠点'
- 7.5 cm Tank Gun Type 5
- 装甲
日本中戦車恒例の全く頼りにならない紙装甲であり、同格や格上相手に跳弾や非貫通が起こったら奇跡と思って良い。- 砲塔
砲塔正面の装甲は、砲架の枠部分と砲基部だけが150mmあるものの範囲は非常に狭い。
当たって弾ければラッキー程度に考えておくべきだが、ここに命中すると同時に主砲が破損する可能性も高い。
改良砲塔ではHPと視界範囲、精度、装填速度が向上し、更に自動装填砲の搭載が可能となる。
一方、重量による機動力の低下と投影面積の増加で被弾しやすくなるので、立ち回りが一層難しくなる点には注意が必要だ。 - 車体
チトから全く改善されておらず、むしろ傾斜が少し緩くなった分、僅かに弱体化している。
一応、車体の正面は数字だけなら75mmあるが、車両自体がTiger II並に巨大化した事でかなり被弾しやすくなった。
砲塔天板及び車体上傾斜面の20mmに至っては角度による跳弾すら期待できない。
装甲がとにかくペラペラで、SU-152やKV-2等の大口径砲が命中すると確実に大ダメージを受けてしまう*2ので、正面から撃ち合わないようにしよう。
もちろん、自走砲の攻撃も余裕で貫通してしまうので、自走砲の火力によっては無傷の状態から一撃死する事もある。
さらに、車体正面下部はエンジンのトランスミッションがあり、火災が発生する事もある。 - HP
前身から大幅に上昇し、改良砲塔ならば同格中戦車の中でもPanther等に次ぐ。
とはいえ周りの火力のインフレが激しく、本車は紙装甲であり、一瞬で昇天する事も珍しくない。
終盤までは極力HPを温存し、ここぞという時に使っていきたい。
- 砲塔
- 機動性
改良エンジンは、馬力向上と大幅な軽量化と引き換えに、従来の車両では低かった引火率が他国並の20%まで上昇する。
前述の重い改良砲塔との絡みもあり、モジュールの組み合わせによって機動性は大きく異なってくる。
砲塔とエンジンだけでなく、無線を軽量な物にするのも十分選択肢に入る。
個人のプレイスタイルで組み合わせを決めていこう。- 改良砲塔+改良エンジン(自動装填砲)
最も一般的な組み合わせであり、自動装填砲はこの組み合わせのみ。
チトより出力重量比が向上しているが、履帯性能と最高速度の低下で相殺され、トータルでは平地での加速力が若干改善される程度。
オフロード走行有りなら平地で40㎞/h弱程度の速力を持つが、加速は鈍く、中戦車としてはもっさりとした機動性となる。
姿を晒した状態での回避を期待するには速さが足りず、車体のサイズも足を引っ張る。
また、少しの斜面でも目に見えて動きが鈍くなり、坂道では10km/h前後のスピードが精一杯となる。 - 初期砲塔+改良エンジン(高機動スタイル)
囮役や味方との挟撃を支障なく遂行でき、一般的な中戦車運用をやれるだけの柔軟性を持つ。
最高速が中戦車としては遅いものの、加速力は他の組み合わせと比べて格段に良く、飛び出し撃ちや稜線射撃が捗る。
NDKをするには車両の大きさが足を引っ張るが、相手や状況次第では可能な域にある。
HP100減・視界10m減・自動装填砲なしという、数々の要素と個性を犠牲にした上で成立している機動性ではある。
だが、STA-1への経験値稼ぎ中に一般的な自動装填砲スタイルが合わないと感じたら試してみる価値はある。
- 改良砲塔+改良エンジン(自動装填砲)
- その他
隠蔽率はかなり低く、あのType 61より多少良い程度である。
茂み無しで距離350~400mあたりは既に危険域であり、基本的に遮蔽物や茂みから出たら即発見されるものと考えて動く必要がある。
迷彩スキル有りでも、稼げる距離はごく僅か。無いよりはマシだが、他に覚えたいスキルがあれば後回しでも良いだろう。
第六感が生死に大きく関わるので必須と言ってよい。
できれば、チヌかチト、チヌ改辺りで育成して習得しておきたいところ。 - 総論
経験者向けの車両が多い日本中戦車ツリーの中でも、ひときわ強烈な個性を放つ車両である。
同格中戦車内では破格の瞬間火力を発揮できる自動装填装置を搭載する為に、低貫通・低機動・低隠蔽・紙装甲・大型化に加えて重戦車マッチングという、中戦車としての運用に支障をきたすような様々なデメリットを背負っている。
その為、自動装填砲の火力を活かしつつ、紙装甲の巨体を敵弾から隠し、それでいて押し退きの的確な判断が求められる。
他車両以上に少しの判断ミスが瞬時に詰みの状況へと直結するので、かなり高度な技術と豊富な経験が要求される戦車だ。
少しでも与ダメ―ジを稼ぐには、軽戦車やRhm.-Borsig Waffentragerのような、装甲は薄いが危険度の高い車両をチャンスを逃さず優先的に攻撃する事が重要だ。
安全な経路があるのならば、周囲の状況を十分に考慮した上で重装甲車両の側背面への攻撃も狙っていくべきだが、単独では正対されるだけで詰む事が多く、味方との連携は必須
貫通を見込めない相手と遭遇し、なおかつ回り込みが困難な状況の場合、素直に撤退するか、味方の為に観測や履帯切りに徹するのが良い。
一方、格下でも貫通が容易な上に大柄で遅い車両となれば、敵からの攻撃が集中しやすいのは当然である。
とりわけ本車から大ダメージを取りやすい自走砲からのヘイトは非常に高く、射線を常に意識した立ち回りと読まれづらい回避運動が必要だ。
以上の点から、強みはあるものの、非常に扱いが難しい癖の強い戦車である。
使い手の評価も賛否両論であり、本車ならではの面白さを見出せた者なら十分楽しめる車両だが、見出せなかった者には自衛隊戦車の前に立ちはだかる苦行戦車でしかない。
本車にどのような評価を下すかはプレイヤー次第である。
史実
本車の具体的な開発は1943年(昭和18年)7月の「兵器行政本部研究方針」の変更により始まる。この変更は独ソ戦におけるドイツ軍とソ連軍の間に発生した戦車戦の状況、両軍の投入した戦車の性能等を分析検討した結果であった。これにより陸軍の戦車開発は、従来の歩兵直協の重視と戦車戦へのある程度の対応から、明確に戦車戦を重視した戦車の開発へと転換された。また各種要目数値に大きな変更が加えられた。中戦車に要求される全備重量は従来の20t級から35t級へと上がり、搭載する主砲口径が57mmから75mmへ、最大装甲厚が50mmから75mmへと増強された。
この戦車の搭載砲は四式七糎半高射砲(中国で鹵獲したBofors社の75mm Lvkan m/29高射砲をリバースエンジニアリングでコピーした)を元に戦車砲に再設計した半自動装填装置付の試製七糎半戦車砲(長)I型(56口径75mm、初速850m/s)である。車体前面左に一式三十七粍戦車砲(46口径37mm、初速780m/s)と双連の九七式車載重機関銃(7.7mm、副砲同軸機関銃)、砲塔左側面に九七式車載重機関銃を備えている。こうした兵装の選定には、75mm級戦車砲の発射速度、装填手の持続的な装填能力の懸念(搭載予定の主砲弾は、総重量が約11kg前後、砲弾全長は約90cm前後あった)から半自動装填装置が装備され、また37mm副砲の搭載が行われたと推測される。
1945年3月に完成予定だったが、車体と砲塔がほぼ完成した状態で終戦となった。新鋭中戦車の量産計画は四式中戦車 チト(チト車)に集中し、同年3月29日の整備予定によれば、チリ車量産の予定はなく、主砲の生産も行われなかった。本来、長砲身57mm戦車砲搭載予定のチト車が1944年4月に長砲身75mm砲を搭載するよう開発計画が変更され、本命に格上げされたため、チリ車の軍需動員計画上に挙げられた整備数は、昭和19年度に5輌、昭和20年度に0輌と量産は断念した形になっている。1946年(昭和21年)中の量産予定も終戦によって白紙撤回され、第二次大戦中のチリ車の製作は試作1輌のみで終了した。
200とはいわないからせめて単発170~180くらいに強化してくれんかな -- 2023-03-22 (水) 19:16:43